コラム:伝統と流行が共存する、オシャレな高級住宅地「恵比寿・代官山」

若者の街「渋谷」と、国内でも最新のトレンドを発信し続けるファッショナブルな街「代官山」と「恵比寿」。この3つの街に取り囲まれたトライアングル状のエリアは、現在ではファッションに敏感な若者たちが足しげく通う、オシャレなスポットが点在する渋谷の「裏町」的なイメージが根付いています。
しかし元々このエリアは住宅街として整備された街であり、現在も閑静な住宅街が広がっています。特に南平台や青葉台などは都内でも屈指の高級住宅街として知られており、豪邸やレジデンスマンションが立ち並ぶラグジュアリーな雰囲気に包まれています。近年ではオシャレなイメージと住環境のよさから、特に代官山と恵比寿は各種「住みたい街ランキング」では必ず上位に登場するなど、高い人気を集めています。

このエリアが住宅街としての歴史を歩みだしたのは明治時代に入ってからです。当初は東京の喧騒から離れた近郊住宅地として整備が進んだようです。特に代官山地区には当時を偲ぶスポットがいくつか残されています。
その代表的なスポットである「西郷山公園」は、西郷隆盛の弟である西郷従道侯爵の別邸があったことに由来しています。明治期に建てられたこのお屋敷は、近くにある「菅刈公園」あたりまでを敷地に含めていたという巨大な面積規模を誇っていました。
その後昭和に入ると西郷家が敷地を手放し、一部は後の西武グループの源流に当たる企業「箱根土地」によって宅地として整備され、現在の高級住宅街としての礎を築きました。
現在では高台からのパノラマが楽しめるスポットとして、またこのエリア随一の緑のスポットとして多くの人々が集う憩いの場として親しまれています。また西郷邸の一部だった「菅刈公園」では『東都一の名園』と謳われた庭園が一部復原されており、往時を偲ぶことが出来ます。

もうひとつ代官山地区の過去を偲ぶスポットといえば、ヒルサイドテラスの裏手にひっそりと佇む「旧朝倉家住宅」でしょう。こちらは東京府議会議長などを務めた朝倉虎治郎によって1919(大正8)年に建てられたもの。大正時代の建築様式を今に伝える貴重な史料として国の重要文化財に指定されています。
敷地内には、目黒川の流れが作り出した崖を取り込んだ美しい回遊式庭園が広がっており、春はツツジ・秋にはモミジなど、四季折々の風情を楽しむことができます。当時の良質な住環境を偲ぶにはピッタリのスポットだと言えます。

現在では都心近接の都市型住宅街としての側面を持つこのエリア。ここ20年の間に多数の再開発事業が行われ、このエリアのイメージ向上に大きく貢献しました。
恵比寿のイメージを大きく変えた「恵比寿ガーデンプレイス」も再開発によって生まれました。元々サッポロビールの工場があった場所に1994年にオープンして以来、恵比寿の代表的なスポットとして遠方からも多くの人々を集めています。
このほかにも同潤会代官山アパート跡に建設された「代官山アドレス」や「恵比寿プライムスクエア」など、職・住・楽さまざまな機能を兼ね備えた複合的開発が行われており、街並みは大きく変貌を遂げています。恵比寿・代官山界隈では今後も団地のリノベーションや社宅跡地の再開発などが検討されており、今後も新たなスポットの誕生に注目が集まりそうです。
明治以来の伝統的な住宅地と最先端を走る再開発エリアが共存する恵比寿・代官山界隈。今後もアーバンライフを楽しむベストポジションとして高い注目を集めそうです。
記事の内容・情報に関しては、正確を期するように努めて参りますが、内容に誤りなどあった場合には、こちらよりご連絡をお願いいたします。 (メールアドレスとお問い合わせ内容は必須です)
当社では、個人情報保護方針に基づき、個人情報の取扱いについて定めております。 ご入力いただきました個人情報は、これらの範囲内で利用させていただきます。
尚、各店・各施設のサービス詳細につきましてはわかりかねます。
恐れ入りますが、各店・各施設にて直接ご確認ください。






