コラム:今昔が融合する、瀟洒な高級住宅街「目黒・白金」

「目黒・白金」エリアといえば、都心でありながら、街の喧騒からは一線を画した瀟洒で落ち着いた雰囲気の街として知られています。この周辺はあこがれの街として、都内でも1、2を争う高級住宅街に挙げることが出来るのではないでしょうか。
このエリアの特徴のひとつとして、ゆったりとした広い敷地を有する施設が多いことがあります。もともとこの地域は、江戸、明治、大正と、その時代の有力者たちが住まう土地柄であったことが反映されていたのです。

たとえば「東京都庭園美術館」は 朝香宮邸として1933(昭和8)年に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです。アール・デコ様式に日本独特の感性を付け加えた建物は、建物そのものが美術品だといえます。また、敷地内には広大な庭園に囲まれていて、自然の中で美術作品が楽しむことが出来ます。

他にも「八芳園」は、もともとは徳川家康の側臣の一人、大久保彦左衛門の屋敷があった場所だと言われています。そして大正時代にこの地を所有していたのが実業家の久原房之助でした。自然を愛した彼は、広大な土地の自然をしっかりと守り、戦時中の度重なる空襲にも大きな被害を受けることなく自然が残されました。やがて1950(昭和25)年、飲食店を経営する長谷敏司が「八芳園」の共同経営に乗り出し、現在のレストラン・結婚式場となりました。
それらは由緒ある屋敷跡であり、このエリアに歴史と伝統が息づいていることの何よりの証拠だと言えるでしょう。
現代でも「目黒・品川」エリアのブランド力は強く、高級住宅街として人気を集めています。また、目黒通りには「目黒インテリアストリート」があり、山手通りから東急東横線都立大学駅周辺にかけて数十軒のインテリアショップ、そしてカフェやレストランなども多く営業しています。

そして外苑西通りは通称プラチナ通りと呼ばれており、周囲にはお洒落なレストラン、ファッションショップなどが営業しています。ハイクラスの店が揃っているわけですが、それぞれが自己主張しているわけではなく、しっかりと街の雰囲気に溶け込んでいるのが特徴です。沿道にはいちょうの並木が植えられており、まさに大人のための街角という印象です。上質なライフスタイルを楽しめる街としても確固たる地位を築いています。
いつの時代も変わらずに人々を魅了し続ける「目黒・白金」エリアは、これからも人々のあこがれの街として存在感を増していくことでしょう。
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