エリア概要
泉北エリアの概要

街づくりの基本構想が発表されたのが1961(昭和36)年ですから、すでに約50年の歴史を刻んでいる泉北エリア。ここ数年で堺市を中心としたニュータウン再生の動きが活発化してきています。泉北高速鉄道線の和泉中央駅周辺の開発が進んだことも影響し、人口の増加や学校の新設、商業施設の新規オープンといった動きが同エリアにも波及してきています。今後の新たな発展が期待できるエリア、と言えるでしょう。
その一方でこのエリアは、古墳時代から平安時代にかけて須恵器の一大生産地として発展した、という歴史ある地域でもあり、いにしえの繁栄を感じる資料館や寺社仏閣などもエリア内に点在しています。また、公園や貯水池など水や緑の豊かな自然に囲まれた環境も大きな特徴です。
交通アクセス

泉北ニュータウンに住まう人たちのためにできた、と言っても過言ではない泉北高速鉄道線が、このエリアの交通アクセスを支えています。そして同線は、中百舌鳥駅から南海鉄道高野線との直通運転を行っており、和泉中央駅から大阪市内のターミナル駅の一つである難波駅までは所要時間が約35分というアクセスの良さを誇っています。
また中百舌鳥駅では、大阪市営地下鉄御堂筋線なかもず駅との乗り換えも可能。中百舌鳥駅経由で梅田へは約56分、同じく新大阪へは約1時間2分という所要時間で到着することができます。
一方で泉北高速鉄道線の各駅では、それぞれ路線バスのネットワークが充実していることも、特筆すべきところでしょう。いずれの駅でも駅周辺への路線は多く、中でも和泉中央駅では南海本線の泉大津駅や岸和田駅、JR阪和線和泉府中駅へ向かう路線もあり、さまざまな交通アクセスのバリエーションが考えられます。さらに各駅とも、関西空港行きのリムジンバスが運行され、空の便へのアクセスも至便です。
歴史・公園

泉北エリアには古くから、それも古墳時代から多くの人が集まりにぎわっていたということを、その時代の遺跡や発掘物が証明してくれています。この地は古墳時代から平安時代にかけて、現在の焼き物の原型とも言われる「須恵器(すえき)」の一大生産地でした。それは同エリアの開発に伴って多くの窯跡や土器が発掘され、その発掘調査による資料の数々が大阪府立泉北考古資料館に収蔵されていることからも確認できます。堺市内に「釜室」「陶器」といった地名が残っていたり、「陶器大宮」と言われる陶荒田神社が存在していたりするのも、そんな背景があるからなのでしょう。
その時代の栄華を感じさせてくれるものの一つに、大仙陵古墳を中心とした百舌鳥古墳群が挙げられるでしょう。大仙陵古墳は、一般に「仁徳天皇陵」と呼ばれる日本最大の前方後円墳です。この古墳を中心として、周辺には約50基ほどの古墳が点在しており、古墳巡りをしてみるのもいいのではないでしょうか。 また堺市内には光明池や水賀池など、灌漑用に整備された大きな池が多いのも特徴で、その周辺には公園施設が整備されています。
教育・医療

泉北エリアの周辺には、特徴ある学校の多いことが目立ちます。たとえば大学で言うなら「プール学院大学」とその短期大学部が、その一つ。英国聖公会から派遣された教師によって開かれたミッションスクールであり、中学・高校も大阪市生野区に開校されています。また大阪のお嬢様学校として知られる帝塚山学院大学の泉ヶ丘キャンパスや、プロテスタント日本宣教100周年を記念して開学された桃山学院大学和泉キャンパスも、同エリアにあります。
また高校を見ても、前述の帝塚山学院大学泉ヶ丘キャンパスに併設する帝塚山学院泉ヶ丘高等学校を皮切りに、2005(平成17)年の改編によって総合科学科と国際文化科の2学科設置となった大阪府立泉北高等学校や、総合学科に「堺学」「英語」「理数」「スポーツ・芸術」「医療・看護」の5系列を設置する同府立堺東高等学校、旧制高等女学校の流れを汲んだ伝統校の同府立堺西高等学校など、特徴を持った学校ばかりです。
医療機関としては、旧国立病院の前身を持つ近畿大学医学部堺病院や、療養型病床1,024床を持ちながら同時に通所リハビリセンターや居宅支援センター、グループホームなども併設する阪和第一泉北病院といった大規模な病院も設置。それぞれの駅周辺にあるショッピングセンター内には多彩な診療科目のクリニックも多く、医療の環境も充実しています。
住宅地としての魅力

泉北エリアの開発スタートから40年以上の時が流れ、この間に住みよい街の基盤はでき上がってきた、と言えるでしょう。泉北高速鉄道線の開通、沿線エリアへの商業施設の進出、住宅地の開発…と周辺一帯は間断なく発展し続けてきました。そうした「資産」を活用しながら街の更なる活性化を進めていこうと、堺市では現在「堺市泉北ニュータウン再生指針策定懇話会」を設置し、今後の街づくりをどのように進めていくべきか、住民参加による活性化案の策定を推進しているところです。
1992(平成4)年に街開きが行われた、URが手がけている「トリヴェール和泉」の開発も、同エリアを再活性させるきっかけづくりになっています。街開きの翌年、1993(同5)年には阪和自動車道が開通、3年後の1995(平成7)年には泉北高速鉄道線の和泉中央駅が開業し、交通アクセスの利便性は飛躍的に向上。それに伴って、周辺地域にはエコールいずみなどの大型商業施設も開業。2011(平成23)年にはあゆみ野に「モラージュ和泉(仮称)」というショッピングセンターのオープンも予定されており、これからも一層住みよい街づくりが進んでいくことと思われます。







