コラム:ますます、快適で便利な街へ!高槻駅前再開発
高槻市は人口36万人を超える中核都市で、中心駅となるJR高槻駅からは京都、大阪の都心へは15分で行けるという交通の便が良いという魅力ある地域です。

平成17年には、JR高槻駅北地区第一種市街地再開発事業によって建設された住宅棟と商業棟を備える複合商業施設「アクトアモーレ」が完成し、安全、快適で便利な魅力あるまちが生まれ、人々の交流が活発になりました。
現在ではJR高槻駅北東地域の再開発計画、「MUSE(ミューズ)たかつき」が進行中です。この地域は、JR高槻駅に隣接し、利便性に優れているものの、道路条件などが良好とは言えないのが現状で、再開発によって、都市インフラや利便機能を再構築することで、その状況を改善し、さらに緑の拡充や防災性、教育環境の充実を図り、高槻の新たな顔にふさわしい都市環境を築くことを目的にしています。
まちづくりは、駅北東地域を3つのエリアに分けて開発を計画し、進行しています。さらに、高槻の玄関口として、人々が交流しあう人と歴史と自然が共生する街、高槻駅前通りの風格と趣が感じられる景観を「出会い軸」とし、西国街道の趣と、現代が調和する景観を「いにしえ軸」、商業施設、広場を効果的に設置し、にぎわいと交流の場を創出できる歩行者空間がある「賑わい軸」、市民や学生が駅から学校まで、安全かつ快適に歩行できる空間「まなびの軸」、豊かな緑に包まれ、人びとが集い、暮らし、学ぶことのできる季節感豊かな景観「緑のふれあいの軸」の5つの軸をエリアの中に組み込んでいます。

エリアはABCに分けられ、Aエリアでは新たなにぎわいを生むアミューズメントステージをコンセプトに、百貨店や商業施設、集合住宅。Bエリアでは豊かなくつろぎを育む生活ミュージアムをコンセプトに、老人ホーム、スポーツジム、賃貸マンションが入った複合棟や、リハビリテーション病院。そしてCエリアには知と教育と学芸の庭をコンセプトに関西大学が小学校から大学院まですべて揃えた、新キャンパスが開設され、名称も「関西大学高槻ミューズキャンパス」に決定しました。
再開発予定地は、高槻から世界に羽ばたいた電池メーカー、ジーエスユアサコーポレーション(旧湯浅電池)の高槻工場があった場所です。大正7年に同地で誕生した湯浅電池は、日本が世界に誇る企業へと成長を続け、その後、研究開発本部の移転に伴い、JR高槻駅北側玄関前に面する同社の敷地を、駅前再開発のため、売却することが決定されました。

駅前再開発のほかにも高槻市では、JR高槻駅、阪急高槻市駅の東に位置し、阪急とJRの線路に挟まれた京大農場が京都府木津川市の関西学研都市に移転することになり、甲子園球場4個分に迫る広大な土地の跡地をどう活用するかの行方が注目されています。
農場の下には弥生時代の大規模な環濠集落、安満遺跡があり、貴重な出土品が発掘されています。かつて、都市型公園整備構想が掲げられた際は、跡地を史跡、公園にした上で、敷地内に高槻市をホームタウンにもつJリーグのガンバ大阪の新スタジアムをつくるという構想が出ました。しかし、その構想は消滅し、紆余曲折を経て、現在では防災公園構想が案として浮上しています。まだ構想段階ではありますが、広大な土地だけに、利用の仕方一つで、未来の高槻の町の行方を左右することになりかねないため、慎重な検討が期待されています。
JR高槻駅前の再開発の全街区が完成するのは、平成24年の予定です。文教・商業・業務・交流などの機能と、5つの景観軸が心地よく組み合わされた「智慧の都市」の活況が目に浮かんできます。
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